灯音舎／光と音楽の朗読劇　〜白雪姫〜

舞台の裏方がステージの主役を彩る。

20歳の頃より、愛媛県新居浜市にて約10年間舞台技術者として音響、照明業務に従事してきた。従事し始めてから今まであらゆる経験をさせていただき、年々仕事が楽しくなってきていた。この日常は間違いなく今後も当然のように続いていくと思っていた。
そんな中、ちょうど1年前、この当たり前のような日常は、あっという間に崩れ去った。新型コロナウイルスの流行。あれよあれよと受注していた仕事は中止となり、この1年間、新型コロナウイルスの影響で我々舞台に関わる技術者は経済的にも精神的にも多大なる影響を受けた。
本来の業務などあるはずもなく、様々な業務を行うことで今生きる術を模索した。
我々は仕事柄、コロナ騒動以前より演劇に関わることが多かった。それは舞台音響であったり、舞台照明であったりと舞台の裏方として業務を受注することが全てだった。
これを何らかの形で表現できないかそう考えた時に浮かんだのが今回の公演だった。
舞台にキャストはいない、あるのは簡易的な舞台セットと演奏者がいるだけ。そして、舞台照明や特殊効果によって見た人それぞれの物語を創造する。そして、本来舞台やキャストを際立たせるための舞台演出、それそのもので見る人を魅了できれば、どんなに素晴らしいだろうと思った。
情報の発信というものが何かと困難とされてきた地方において、コロナによって急激に成長した日本のネット社会というものは好都合だった。
本公演をより多くの人に見ていただき、舞台の裏方というものはこんなにも素晴らしい、夢のある仕事なのだと示していきたい。
※本公演は配信のみの公演となっております。

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https://note.com/touonsha

リリース元：灯音舎
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