日本ブッシュ/リークディテクター新製品を真空ソリューションのBuschが発売

小型の持ち運び式と大型の固定式の2機種で展開

Busch Vacuum Solutionsは新たな製品としてリークディテクターを2種発売しました。これらのリークディテクターは、真空システムや個々の真空コンポーネントの気密性テスト、リークの可能性のある場所の特定、リーク率の計測に最適です。TAPIR HL 1102 Aおよび2216 Aという2つの新しいリークディテクターは、ヘリウムまたは水素を検出ガスとして動作し、テスト方法に応じて最大5 x 10-12 mbar l/sまでのリークを検出することができます。

【用途:環境への配慮と経済性・品質への悪影響を防止】
真空システムとそのコンポーネントの気密性に関する要求は高まる一方です。健康や環境に有毒なガスを扱う場合、リークは大きな問題になりえます。さらに、リークは真空システムの経済性を悪化させたり、品質に悪影響を及ぼすおそれがあります。TAPIR HLリークディテクターは、このような問題を防ぐとともに、多様なアプリケーションで利用できるよう特別に設計されたものです。

【リーク検査方式:2方式】
●真空法:
検出ガスを、内部を真空にした試験体の表面にスプレーします。試験体に漏れがあると検出ガスが試験体内に吸引され、リークディテクターの分析部に送られます。分析部では検出ガスの量を検出、測定し記録します。真空法はすべてのテスト方法の中で感度が最も高い方法です。
●スニッファー法:
スニッファー法では、まず試験体内部を検出ガスで満たし、加圧状態にします。その後、試験体の外面をスニッファープローブで走査します。検出ガスが漏れ出ていると、直ちに検出され、記録されます。スニッファー法では、リーク箇所を正確に特定することが可能です。

【各機種特徴】
●小型のリークディテクター、TAPIR HL 1102 A:
作業者が移動することを考慮した設計になっています。ターボ分子ポンプとバックポンプのダイヤフラム真空ポンプをコンパクトな筐体に格納した製品です。軽量のため持ち運びが簡単で、どのような場所でもすぐに使用することができます。
●大型で汎用性の高いTAPIR HL 2216 A:
製造ラインに常設し、定期的に計測を行う想定で設計されています。排気速度の高いオイル潤滑ロータリーベーン真空ポンプが、ここではターボ分子真空ポンプのバックポンプの役割を果たします。

【共通の機能・装備】
●高解像度カラー表示の脱着式タッチパネルコントローラーを搭載。マグネット付きのため金属製の壁などに付けることも可能です。リーク検出時はTAPIRのディスプレイにリーク量が表示、あるいは音でお知らせします。
●メニューは直感的な操作が可能な構造です。各種パラメーター設定を調整し、 お使いのプロセスで重要となるデータを手早くチェックしていただけます。
●SDメモリカード内臓。データはすべて保存可能で、ダウンロードしテスト結果の文書化や後処理に利用できます。

【日本ブッシュ株式会社について】
世界中の産業を支える真空ポンプのリーディングカンパニー:
Buschは、1963年にドイツで設立された世界的真空ポンプメーカーであり、44か国に67の子会社、30か国以上に販売代理店を展開しています。弊社の真空ポンプは油田開発から食品包装まで、世界のあらゆる地域の様々な産業分野で活躍し、日本国内では特に食品包装用途において高いシェアを誇ります。
国内では、日本ブッシュ株式会社が販売・修理を担当。受注生産でなく、在庫体制の採用により迅速な対応を可能にし、アフターサービスやコンサルティングサービスなど充実したサポートを提供します。

【本件に関するお問合せ先】
日本ブッシュ株式会社 小川、五月女
〒259-1220 神奈川県平塚市めぐみが丘1-23-33
電話: 0463-50-4000  
Email: info@busch.co.jp  
URL: www.buschvacuum.com

リリース元:日本ブッシュ
URL:https://www.buschvacuum.com/jp/ja


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