EBUNE/「EBUNE」大阪西成漂着

EBUNE

船に住まい、移動生活する海の民が存在した。「家船(えぶね)」と呼ばれた彼ら海民の痕跡は、全国各地に見出せる。各地の文化を運び、独自のネットワークを作っていた彼らの在り方は、日本文化形成に大きな影響を与えたに違いない。いにしえの歴史をたどり、現代を生きる私たちの生を重ね合わせた未知の物語を紡ぐため、動き出した「EBUNE」。
瀬戸内国際芸術祭2019・女木島への出展を契機に、佐賀県有田、福岡県箱崎、香川県小豆島、兵庫県淡路島と、生命の方角・東へと漂着を繰り返し、ついにここ大阪・西成にたどり着く。

大昔には海辺であったこの海民の地は、世界の流れ者が漂着する、町でも村でもないアジール(聖域)だ。かつては墓地、刑場であり、遊郭、芝居小屋が今なお残る。聖徳太子が日本初の福祉施設をつくり、信徒と無縁者が支えあう、深い愛隣の空間であると同時に、死を司る墓守と、ケガレを笑い飛ばす旅芸人、知的な観客、商売人が一体となって、新世界への転換を謳いあげた。ワチャワチャのうちに全て流転していくこの「悪い場所」では、相反する不変の通底音が聞こえる。それは「すべての者は欠けた部分をもち、支えあってる」という信仰、そしてその物語を生み出す、条理の外部への敬意。ここは一つの家だ。バラバラな者が生み出す守られた結界の中で、人本来の姿や社会状況が浮かび上がる。「作品」がそうであるように。

「悪い場所」としての日本文化の起源の在り様が、形を変えながらも生き続けている、この「変な場所」で培われてきた叡智は、未来をどう拓くのだろうか。

不完全な生物である「EBUNE」は、この地の表現者が集う喫茶EARTHと合体。ここから空に向かって、決死の航海へと出航する!

漂着日:(配信)2022/8/20、21
一般公開:8月27日〜10月31日

乗船料:1,500円/リピーター割引あり
お問合せ:ebune.drifters@gmail.com
Webサイト:https://ebune.net

会場:
■EARTH>14時~19時
大阪市西成区太子1丁目3-26

■3Uアジール>土日開催14時~19時
大阪市西成区萩之茶屋1丁目4-20

■どやねんホテルズBAKURO>14時~17時30分
大阪市西成区萩之茶屋2丁目8-12

■参加作家/協力
安藝 悟 荒木佑介 犬おわり 井戸 博章 伊藤 允彦 KOURYOU 酒井 貴史 田口 薫 半坂 優衣 平間 貴大 三毛あんり 柳生 忠平 林 揚羽 柳本 悠花 山本 和幸 湯浅 万貴子 弓塲 勇作 福士 千裕 下野 薫子 秦 雅則 林 ホノカ mizutama チャッピ 三田村裕介 陸奥 賢 内藤 明子 新城 綾 本宮 氷 三刀月 ユキ 黒田 綾 武田 倫和 江里口 暁子 石井 与志子 福田 展博 Blacky しょうゆ 利久 山本宗 森本 洋史 内藤 渚 YOTTA デカルコ・マリィ 三喜 徹雄 成田 久司 蔭井 暢春 金木 義男 上月 陽平 木佐貫 秀夫 hiro C 山田 聡 木佐貫 洋平 小手川 望 寺川 大地 永井 尋己 レビューとレポート/みそにこみおでん ほか

■参加店舗/コミュニティ
アラヤシキ FIGYA( 此花 ) セルフ祭 なタ書 別府(ゆ)作家がみた別府 妖怪美術館 淡路島アートセンター HARAIZUMI ART PROJECT スナック地雷原 ほか

リリース元:EBUNE
URL:https://ebune.net/


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