日本気球連盟/熱気球世界選手権大会で個人・国別総合ともに2位の快挙!

注目を集める日本の熱気球シーン

欧州スロベニアのムルスカ・ソボタで2022年9月18日から5日間にわたって開催された熱気球の世界選手権において、藤田雄大が総合第2位の好成績を収め、また所属国の平均点で競う国別総合ランキングでもスイス、アメリカ、ドイツなどを抑え堂々の2位。首位フランスにも僅差に迫り、日本のパイロットが世界の注目を集めました。
(第24回FAI熱気球世界選手権大会競技結果)
https://www.watchmefly.net/events/event.php?e=worlds2022&v=tt

◾️世界の強豪が集結
世界選手権大会は通常2年にいちどの開催ですが、コロナの影響により今回は4年ぶりとなりました。
大会では、世界中の強豪パイロットが一堂に会し、毎日朝夕2回の競技フライトで、飛行技術を競い合います。今回は32カ国から103機がエントリー。

◾️なにを競うのか
競技は、おもに地上あるいは空中に設定されたポイントにいかに近づけるか、というもので、空中ポイントの場合はGPS機能をもった電子機器に記録されます。また地上の場合は尾ひれのついたお手玉のような「マーカー」を投下します。
水平方向への推進力をもたない熱気球は、高度を上げ下げさせながら行きたい方向の風に乗ることでポイントに向かいます。
1度の飛行でだいたい 3〜5種目の競技が設定され、今回は計32種目が実施されました。
過去の世界大会で優勝経験のある藤田が着実に得点を重ね、大会終盤まで首位を独走していましたが、最後にスイスのステファン選手が逆転優勝を飾りました。

◾️日本選手の顔ぶれと意気込み
日本からは藤田雄大(やずやバルーンチーム)、片平史郎(B.T. Ze’phyr)、上田諭(Honda Hot Air Balloon Racing Team)、富澤三世(木村情報技術バルーンチーム)の4人が出場。
2018年にオーストリアで開催された世界選手権では、日本人最高位は藤田の16位、国別総合ランキングは18位という結果に終わった代表選手たちは上位独占を誓い、”勝つためにはどうすればよいか?”を徹底的に見直し、今年の本戦に挑みました。

◾️好成績を支えたチームづくり
選手たちは約2年にわたりミーティングや練習を重ねながら、個々の技能向上はさることながら、日本チーム全体の底上げを狙った組織的なチーム作りに取り組んできました。各パイロット間でのフライトプランの共有化ならびに日本初の専門チームによる気象解析も実施。
大会直前にはいちはやく欧州へ渡り、オーストリアオープン選手権大会から参加、万全を期して世界選手権大会に臨みました。

◾️ますます広がる熱気球
スポーツとしての熱気球は欧米を中心に盛んですが、アジアのなかでは日本が抜きん出ており、過去には3度の世界選手権を誘致し、大成功をおさめてきました。
日本では佐賀平野や北海道、北関東〜東北などがおもな飛行エリアで、起伏に富んだ地形により複雑な風の吹くところが評価されています。
今後の日本選手の活躍にご注目ください。

◾️お問い合わせ
熱気球日本代表事務局 代表 片平史郎(かたひらしろう)
メールアドレス kariganejapan@gmail.com
ホームページ https://www.kariganejapan.com/

一社)日本気球連盟 http://www.jballoon.jp/

photo by 岡田紘季

リリース元:日本気球連盟
URL:http://www.jballoon.jp/


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