香港貿易発展局/第2回「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH)」盛況のうちに閉幕 医療業界のリーダーたちが集結

グローバルヘルスの未来について議論

第2回「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH)」は、「インターナショナル・ヘルスケア・ウィーク」の旗艦イベントとして開催され、同時開催の医療展「香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア」とともに、本日11月11日に無事閉幕しました。ハイブリッド形式で開催された両イベントには、68カ国・地域から約3万人が参加し、280以上の個別投資商談(ディール・フロー・マッチメーキング・セッション)と600以上のビジネス商談も並行して行われました。

二日間にわたり開催された第2回「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH)」では、香港および広東・香港・澳門グレーターベイエリア(GBA)におけるイノベーションと研究開発によって、同地域のみならず世界の医療・健康産業にもたらされる新たな機運について特に焦点が当てられ、業界リーダーや有識者によって活発な議論が行われました。

香港貿易発展局は、今回の成功を踏まえ、次回2023年にはインターナショナル・ヘルスケア・ウィークの時期を5月に移し、フォーラムや展示会に加え、より多くの充実した関連イベントを開催することにより、世界における医療・健康産業のリーティング・ハブとしての香港の地位をより一層強化する予定です。

グローバルヘルスの未来を形作る
香港特別行政区政府と香港貿易発展局が共同で開催する「アジア・グローバルヘルス・サミット」では、各国から参加する業界関係者のネットワーク構築とビジネス機会の創出を支援し、医療・健康産業を支える研究、投資、金融、貿易プラットフォームなど各方面における香港の優位性を訴求することを目的としています。

このサミットには、各国政府機関や国際機関の代表者、医療専門家や科学者、イノベーター、投資家、ビジネスリーダーなど、80名以上の講演者が登場しました。中国本土における医療の発展、エボラ出血熱やCOVID-19の課題、GBAで加速するイノベーション、資金調達とイノベーションのハブとしての香港の役割など、幅広いテーマについてそれぞれの分野の専門家により知見が披露されました。また、医療用ロボット工学の応用や人工知能(AI)の倫理、ヘルスケアにおけるESG、メンタルヘルスのグローバルな課題などに関する新たなトレンドについても共有されました。
新たな視点をもたらすディスカッション

香港政府医務衛生局長官の蘆寵茂は「中国のヘルスケアセクターの次なる展開」と題したパネルディスカッションで、「中国は医療、特に治療や病院ベースのサービスからコミュニティベースのサービスへの転換で目覚ましい進歩を遂げている」と語りました。パネルディスカッションの議長を務めた高齢者委員会のドナルド・リー委員長は、「GBAにおける医療サービスの高い需要が、企業や医療従事者に多くの新しい機会を生み出している」と述べました。

また、「GBAにおけるイノベーションが促す世界のヘルスケア業界の変革」のセッションでは、GBA、特に深圳は、各大学の研究室の活動が盛んで、イノベーションと研究の新しい拠点になることが紹介されました。

日本からは東京大学大学院医学系研究科の橋本英樹教授が日本での取組事例を紹介されました。

交流と協業を促進するディール・フロー・マッチメーキング・セッション

並行して行われたディールフロー・マッチメーキング・セッションでは、初日だけでも、ライフサイエンス、医療機器・医薬品、スマートメディカル、コミュニティヘルスなどの分野で、世界各国の投資家と投資対象案件をマッチングする個別商談が、会場での対面形式の商談156件を含み計280件実施されました。

中でも、香港貿易発展局のStart-up Express 2021の受賞者の一人であるPanopticAIは、今回のサミットでのビジネスマッチングの成功例の一つとなりました。同社は特許取得済みのAIとアルゴリズムを用いて、普通のレンズを通して被験者の心拍数、呼吸数、血圧、ストレス指数などの健康データを瞬時に取得することができる技術を有しています。今回同社は、香港貿易発展局の協力のもと、サミット初日にグレンイーグルス香港病院と覚書を締結し、今後は香港の病院での研究成果をさらに活用し、より多くの人々の健康に貢献することを目指します。

メディカルフェア 業界のバイヤーや専門家にワンストッププラットフォームを提供
第13回「香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア」には、香港貿易発展局の展示会の新しいハイブリッドモデル「EXHIBITION+」が採用されました。リアル会場での展示会は3日間の会期を終え本日成功裏に終了しましたが、オンラインのClick2Matchプラットフォームを通じて、世界中の出展者、バイヤー、業界関係者がつながりを構築でき、11月18日までビジネスマッチングの機会が提供されます。
同フェアには世界各国から300社以上が出展し、最新の医療技術・機器、ヘルスケア・美容製品、ヘルスケアソリューション、関連サービスなどを紹介し、多くのバイヤーや業界関係者が会場やオンラインで情報収集に努めました。

リリース全文 https://japanese.hktdc.com/ja/press-release/ASGHandMedicalfair2022successfullyclosed
【公式サイト】
インターナショナル・ヘルスケア・ウィーク: https://internationalhealthcareweek.hktdc.com/en
アジア・グローバルヘルス・サミット: https://www.asiasummitglobalhealth.com/conference/asgh/en
香港国際メディカル&ヘルスケア・フェア:https://www.hktdc.com/event/hkmedicalfair/en
《メディアからのお問い合せ窓口》
本件に関するお問い合わせや取材のご依頼は下記までご連絡ください。 香港貿易発展局 東京事務所 広報担当 村瀬 電話: (03)5210-5850 Email: emi.murase@hktdc.org
【主催者について】 香港貿易発展局 (HKTDC) は 1966 年に設立された公的機関であり、香港の貿易の促進、支援、発展を担っています。香港貿易発展局は中国本土の13カ所を含めて世界50カ所に事務所を設置し、香港が双方向でのグローバルな投資とビジネスの拠点となるよう尽力しています。香港貿易発展局は中小企業を主な対象に、中国本土および国際市場におけるビジネスチャンスを創出するため、展示会、国際会議、ビジネス使節などを運営・実施しています。香港貿易発展局はまた、最新の市場分析や製品情報を、貿易関連のデジタルニュースなどのチャネルを通じて提供しています。 詳細は公式サイト:www.hktdc.com/aboutus(英語)、www.hktdc.com/Japan (日本語)をご覧ください。 フェイスブックを通じて日本語での情報発信も行っています。www.facebook.com/HKTDC.Japan

リリース元:香港貿易発展局
URL:https://japanese.hktdc.com/


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