福岡県で人口最少・高齢化率最大の村での「お買い物」サポートプロジェクト/「とうほう百貨店」が、おかげ様で2周年を迎えることができました!

日常の生活に必要な食料品や日用品のお買い物の場をつくりました。

私たち、「とうほう百貨店」協議体は、「平成29 年7 月九州北部豪雨」災害で大きな被害を受けた福岡県朝倉郡東峰村の農林業の再生に向けた活動にとりくむ村民ボランティア団体「東峰村元気プロジェクト」を中心に、(社福)東峰村社会福祉協議会・エフコープ生活協同組合・有限会社つづみの里により構成する団体で、同村内の産業振興や地域活性化を目的とする諸活動に取り組んでいまます。

東峰村は、福岡県の中央部の東端に位置する村で、村域の約86%は山林原野が占めており、人口は1,940名で県内最少・高齢化率は46.1%で県内最大となっています。(令和4年10月1日現在・福岡県発表資料より) そのような環境の中、近年、これまで村内で営業されていた個人商店の休廃業も相次ぎ、食料品や日用品のお買い物の場づくりは、大きな課題のひとつとなっていました。

休廃業の要因としては、人口減少や高齢化の進展に伴う売上の減少や後継者の不在のほか、卸売業者の撤退に伴う商品仕入れの負担増などが挙げられます。
一方で、同村により実施された調査によると、半数以上の村民が、「買い物に不便を感じている」と回答され、「徒歩圏内に店舗がない」「車の運転がしんどくなった」「バスの乗り降りが体力的にきつい」「買い物を手伝ってくれる人がいない」といった意見とともに、村内の商店に望むこととして、「豊富な品揃え」が挙げられました。

そこで、村内のほぼ中央部に位置する「つづみの里農産物直売所」(福岡県朝倉郡東峰村小石原鼓3492-2)において、来村客を主な対象とした農林産物の販売だけでなく、村民の日常の生活に必要な商品の品揃えを強化することになりました。 また、商品の仕入れ先については、宅配事業のための定期配送ルートをもつエフコープ生活協同組合を中心とすることで、これらの課題の解決をめざしました。 ※生活協同組合からの仕入れにあたっては、「消費生活協同組合法」に基づく規制があり、本件につきましては、福岡県知事より、県内の同種事例としては初めてとなる許可を得て行っています。

その結果、1,000種類を超える多くの商品の品揃えが可能となり、同直売所の一角を「とうほう百貨店」と名付け、令和3年3月6日にオープンいたしました。 また、その後、2年間が経過しましたので、現在までの動向とともに、2周年にあわせて実施する催事について、お知らせいたします。

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■つづみの里農産物直売所の令和4年度の売上高は、令和3年度対比で109.5%となりました。(「とうほう百貨店」オープン前の令和2年度との対比では150.3%となりました)
なお、来店者数(レジ通過人数)は、同103.3%(令和2年度対比:128.3%)、1人1回当たりのお買い物金額は、同106.0%(令和2年度対比:117.2%)となっています。 →品揃えの強化が、農産物直売所の来店者数・お買い物金額の増加と定着に寄与しているものと評価しています。

■「とうほう百貨店」として品揃えした商品をお買い求めいただいた方は、令和4年度1年間でのべ5,340人(令和3年度:5,070人)で、1人1回当たりのお買い物金額は487円(令和3年度:438円)となり、いずれも伸長しました。

■「とうほう百貨店」での売上点数上位の商品としては、1位:牛乳・2位:菓子パン・3位:豆腐など、「日配食品」といわれる商品が占めています。

※上記の「年度」はいずれも、3月1日~翌年2月末日までの1年間としています。
※ほか、必要な情報がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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【2周年にあわせて実施する催事について】

■「CO-OP」マーク商品(日本生協連が企画開発した商品)全品10%OFF(実施中~令和5年3月末日まで)
~昨今続く、物価上昇に伴う家計への負担増を少しでも応援するために実施。

■村民のみなさまによる「とうほうフリマ」(フリーマーケット)(令和5年3月21日10時~15時・「つづみの里農産物直売所」周辺にて)
~あわせて、「CO-OP」マーク商品が当たる抽選会や試食会(無料)も開催。

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少子高齢化などを主因とする人口減少に伴う「食料品アクセス(買い物弱者・買い物難民等)問題」については、令和4年5月の改正道路交通法の施行(高齢運転者対策の充実・強化(一定の年齢と交通違反歴を対象とした運転技能検査の義務づけなど))もあわせ、年々深刻化しています。

そのような背景もあり、この取り組みについては、地域住民と民間団体の連携による社会課題の解決の範となる事例として、令和5年2月2日に、福岡県知事より「令和4年度ふくおか共助社会づくり表彰」を授与いただきました。

そこで、ぜひ、御社での報道を通じて、同様の問題を抱える他の地域の課題解決につなげることができればと思い、前述の催事の様子もあわせ、ご取材いただけましたら幸いです。

リリース元:福岡県で人口最少・高齢化率最大の村での「お買い物」サポートプロジェクト
URL:https://toho-shakyo.net/archives/1076


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