tokyowebtv/4/8『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』特別上映13時15時17時20時

高円寺シアターバッカスで完全字幕新解説版 黒澤映画魂とは何か?目撃しよう!

※全上映回 特典映像+河村監督トークショー有り。
1998 年9 月6 日に黒澤明監督がお亡くなりになってから25 年目にして、1 本のドキュメンタリー映画が完成した。題して『Life work of Akira Kurosawa』(監督:河村光彦、撮影:谷口裕幸)。昨年には、映倫「次世代への映画推薦委員会」推薦映画に選ばれた。1984 年から1985 年に掛けて撮影した『乱』撮影現場記録ビデオ素材を使って、38 年越しで製作したこの映画のTVOD 配信が2022 年11 月1 日から始まった。
・ Google Play/YouTube(有料配信)・Amazon プライム・ビデオ・U-NEXT・ J:COM オンデマンド・ひかりTV・VIDEX.jp・MOVIE Full +・ビデオマーケット・ GYAO ストア・Rakuten TV/楽天ShowTime・dTV

今回高円寺シアターバッカスで劇場上映されるのはTVOD版とは違う再編集バージョンだ。全編字幕が施されている。
4月も上映決定!8日 土曜日
上映スケジュール 13時15時17時20時

高円寺シアターバッカス
大学生以下500円(要学生証提示)一般1500円

高円寺駅北口 純情商店街突き当り手前右側レインボービル 3F
所在地: 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目21−6 レインボービル 3F
電話: 03-5364-9785
メインテーマ音楽 https://youtube.com/shorts/hjqw4n2R2Ak
予告編は https://youtu.be/zsQyrEc5IWY

「撮影当時は8 mm 映画の製作経験しかない私には、黒澤組の偉大さは半分も見えていなかったと思う。その後フィルム製作のTV 映画や低予算映画の助監督を経験し、70 mm 大型映画を監督した私には残りの半分が見えてきた」と語るのは監督の河村光彦。
現場に俳優を入れるまでのセッティングが兎に角大がかり。
映画冒頭の一文字家幕屋のシーンでは、準備段階の幕を張る作業に黒澤監督自らが率先して参加した。
『ゴジラ』の監督で演出補佐の本多猪四郎監督や『七人の侍』のカメラマンでC カメラの中井朝一さんや『羅生門』から記録を務める野上照代さんも、幕を張るのを手伝った。セッティングが終わると役者を入れてこのシーン全体の稽古が始まった。
「作業をやめて皆よく見てて」と黒澤監督。スタッフ全員を集合させてリハーサルを見学させた。
6 か月のリハーサルを行っているから、全体の流れは出来ている、と思いきや全くそうではなかった。
俳優の台詞は全部入っている。狂阿弥(ピーター)の狂言も決まっている。だが、「兎じゃ」という狂阿弥へのリアクションのタイミングや宴全体の雰囲気づくりを細かく指導して行く黒澤監督。時に狂阿弥の仕草を黒澤監督が演じて見せる。三郎の台詞を口にして、笑い方まで指導する。シーン全体が少しずつ出来上がり、スタッフ全体が笑いに包まれてリラックスしていく。その光景たるや、夢にまで見た黒澤劇場そのものだった。その日は曇りの天候が理由で撮影は行わ
れず、稽古だけで終わった。
翌日晴天下で本番撮影が始まった。が、その前に黒澤監督が行ったのは狂阿弥の狂言動作の変更だ。前日まで決まっていた動きを、より滑稽なものに変えたのだ。とはいえ、なかなか動きが決まらない。何度やっても腰から扇子を抜く狂阿弥の仕草がしっくりこない。その間黒澤監督は一度も声を荒げることがなかった。常ににこやかに狂阿弥の動きを見つめていた。
そこでぼそっと一言アドバイス。「途中で回ってみら?」その通りにやってみる狂阿弥。「これで出来た」と笑顔の黒澤監督。かくして、白い徳利に2 本の扇子を立てて兎の耳に見立てる仕草が完成した。
これが映画の冒頭だ。
「映画監督になりたかったらシナリオを書きなさい。これが黒澤監督の口癖だった。
1 文字1 文字書いていくその退屈な作業に耐える忍耐力がないと映画監督にはなれないと言うのだ。太陽が雲の隙間から顔を出すのを待つ天気待ちに始まって、風を待ち、霧が晴れるのを待ち、俳優の演技が出来上がるのを待つ。ガミガミ怒鳴ったところで、何の解決にもならない。『Life work of Akira Kurosawa』では、その優しく穏やかな演技指導にスポットを当てた。
私にとって黒澤明監督は神に召命された救世主だった。彼が作る映画には何が善で何が悪かという明確な基準が示されていた。黒澤映画の主人公は愛の実践者として、百姓を野武士から救い、捨てられた赤ん坊を引き取って育てると決意する。
黒澤映画は、正に私の人生のバイブルだった。
特に『乱』では彼の宗教観が明確に語られる。
“神も仏も、地上で悲しみ、苦しむ人間を救いたくても救えないのだ。
人間の業のぶつかり合いで生じる戦争は、人間自身の努力で無くすしかないのだ”と。
そんな黒澤映画が如何に作られたのか。撮影現場での黒澤明監督の立ち居振る舞いは善人そのものだった。是非それを見て頂きたい。
真のリーダーはこの様に生きて、人々に生きる希望を与えるべきだと思う。そのお手本が、何事にも情熱的で、知的で、寛容な黒澤監督だとご理解いただけるに違いない」(河村監督談)

『Life work of Akira Kurosawa』40 分版の国際映画祭受賞歴 http://tokyowebtv.jp/
東京ショーツ(日本)でドキュメンタリー短編映画賞
T. I. F. A.─ティエテ国際映画賞(ブラジル)でドキュメンタリー短編映画・アンフマ銀賞
ニューヨーク映画祭(アメリカ)でドキュメンタリー短編映画・特別賞
ミラノゴールドアワード(イタリア)でドキュメンタリー短編映画・特別賞
スタンレーフィルムアワード(イギリス)で最優秀ドキュメンタリー短編映画賞
ブルーズドルフィンズ毎月オンライン国際短編映画祭本選(インド)で最優秀監督賞
ニューヨークネオリアリズム映画賞(イタリア)でベストドキュメンタリー映画賞
オニコフィルムアワード(ウクライナ)でベストドキュメンタリー映画賞
ロンドン国際月例映画祭(イギリス)で特別名誉賞

リリース元:tokyowebtv
URL:https://tokyowebtv.jp/


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