京都大学ウイルス・再生医科学研究所／「ウイルスおりがみ」で楽しく学ぶウイルスのおもしろい世界

科学教材「ウイルスおりがみ」無償配布のお知らせ

京都大学の牧野晶子 ウイルス・再生医科学研究所助教、デザイン・ユニットCOCHAE、合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS、三宅文子 アート・プランナーらのグループは、科学教材「ウイルスおりがみ」を発表し、希望者に抽選で無償配布します。

科学教材「ウイルスおりがみ」は、おりがみを折ることでウイルスの面白さを知ってもらうことを目的とした、科学コミュニケーションツールです。１枚の小さな正方形のグラフィックおりがみから「ウイルス」や「宿主とウイルス」などの立体造形を生み出すこと特徴としています。
案内役の指人形ウイちゃんとルースくんとともに、「おりがみ」、「学習シールシート」、ウイルス研究者による「解説書」を通して、ウイルスの基本、構造の面白さ、役に立つウイルス、生き物の中にいる多様なウイルス、私たちが暮らす生態系を構成しているウイルスの存在について学んでいきます。

地球上のウイルスの種類は、だいたい
10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000個！

新型コロナウイルスの世界的流行が起こってから、たくさんの人がウイルスについて調べるようになりました。そうした行動の多くは、恐怖心や慎重さからくるものであって、ウイルスそのものへの興味に動機づけられたものではありません。あまり知られていないことですが、地球上には1031個のウイルスが存在しており、その中には病気を起こさないウイルスや生き物に益をもたらすウイルスもいます。そして多くのウイルスは生態系の中でどのような役割を果たしているのかほとんどが未知です。恐ろしいウイルス感染症だけではなく、そうした未知のウイルスを探して、その役割を解明することも研究者の重要な使命です。この「ウイルスおりがみ」は折り紙を通じて、怖いだけではないウイルスの面白さや奥深さをたくさんの人に知ってもらいたいという試みです。

ご応募お待ちしています。
申込受付　3月20日23:59まで。
https://pro.form-mailer.jp/lp/12a35b10249333

リリース元：京都大学ウイルス・再生医科学研究所
URL：https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2022-03-02