UniCask／UniCask、AI意思決定支援を活用する初のDAOに

UniCask

　2023年1月24日に米国のサンフランシスコ（カリフォルニア州）とボイシ（アイダホ州）、そして東京で、CrowdSmart, Inc.と株式会社UniCaskの2社は、公平かつ透明性の高い意思決定を可能にするため、CrowdSmartのAI誘導型意思決定ソフトウェアをDAO向けに導入することを発表した。
　CrowdSmartはサンフランシスコとボイシに拠点があり、独自の人間＋生成型AI を提供している。そのAIを使用することで、関連性のある公的・私的データを素早く見つけ出し、新たな視点や考えを提供し、互いに推論し合いながら、戦略・計画・意思決定のために非常に正確で信頼性の高い提案の作成が可能となる。
　一方、東京に本社があるUniCaskは、株式会社レシカと株式会社ジャパンインポートシステムが提携して構築した、急成長中の蒸留酒DAOである。レシカは、UniCask以外にもWeb3のバケーションレンタルDAOの「ANGO」など、DAOやブロックチェーンソリューションの開発を行っている。Knight Frank Luxury Investment Indexによると、希少なウイスキーの資産価値は過去10年間で564％も上昇したとされる。
　今回の合意のもと、CrowdSmartを使用することでUniCaskとANGOは、Web3コミュニティでよく使用されるDiscordチャット上でAIが集団的決定を迅速かつ容易に導き出し、DAOのメンバーがコミュニティの資産であるウイスキーに対して更に高い付加価値を共に加えられるようになる。
　CrowdSmartのCEOであるAmanda Reed氏は、「UniCaskに包括的な意思決定機能を提供することが楽しみで、レシカと引き続き協力してより多くの強力で決定力のあるDAOコミュニティを構築していきたい。」とコメントした。さらに続けて、「我々の使命は、相手がどんな組織であろうと、何を達成しようとしていようと、オンチェーン・オフチェーンに関わらず、効果的な決断を通して価値の共創を支援することである。」と宣言した。
　レシカのCEOであるChris Dai氏は、「同じ志を持つ人々がコミュニティで集まり、AIを使って知識や専門性を磨き、より適切な意思決定ができるようになることに、我々はとてつもない喜びを感じている。」とコメントし、UniCaskの会長の田中克彦氏は、「UniCask DAOメンバー各々の独自の意見が、透明性のあるプロセスで迅速かつ公平な条件下で考慮され、ウイスキーの度数からボトルのデザインまで、全てのDAOの決断が出来る限り根拠があり正確であることが重要だ。CrowdSmartとの連携によって、より整合性があり正確な意思決定を行う、強固な絆で結ばれたコミュニティを構築することができる。不公平なほどの強みだとさえ感じる。」と付け加えた。

CrowdSmartについて
CrowdSmart AIは、どのようなチームでも迅速に連携して推論し、的確な優先順位や推奨事項を共創し、問題解決の加速化を可能にする。クラウドサービスとして提供されるCrowdSmartの人間＋生成型AIは特許取得済みである。ウェブ等から収集し精選した洞察を用いて知見を深めて共有し、信頼性の高い提案を作り出すことを支援している。 またCrowdSmart AIはSOC IIに準拠したクラウドサービスで、他アプリケーションと簡単に統合でき、あらゆるグループをWeb3ベンチャー、公益的なDAO、IRLコミュニティにおける強力な共創者（co-creators）に変身させることが可能です。

UniCaskについて
UniCaskは、NFTを活用してウイスキー等の蒸留酒の熟成樽の所有権を管理する新しいシステムを開発している東京のベンチャー企業である。UniCaskはウイスキー樽の所有権を100分割にしてトークンとリンクさせた「CASK NFT」を世界で初めて発表した。熟成が終了した瓶詰めしたウイスキーはNFTに還元可能となり、NFTの所有者はUniCask DAOのコミュニティへの参加資格が付与される。コミュニティではメンバー同士でUniCaskのウイスキーボトルの形状やラベルのデザイン等の仕様を決定することができる。希少でプレミアムなウイスキーは嗜好品として需要が急速に高まっている。Knight Frank Investment Indexによると、希少価値の高いウイスキーの指標となる資産価値は、過去10年間で564%も増加したという。

レシカについて
レシカは現物資産のNFTを中心としたDAOやエコシステムの構築を専門としている。UniCaskは現物のあるウイスキー樽とNFTを結び付け、NFT所有者はNFTとウイスキーを自由に取引できるようにする、レシカ初のプロジェクトである。レシカの現物資産NFTの第二弾は「ANGO」で、NFTをデジタル及び現物の不動産と結び付け、Web3バケーションレンタルとして使用するプロジェクトだ。

リリース元：UniCask
URL：https://unicask.jp/