tokyowebtv/7/9日曜日高円寺シアターバッカスで限定公開!Life work of Akira Kurosawa

音楽付音声リマスター版! 11時/13時30分/16時/18時30分の4回上映

没後25年。黒澤明監督が『乱』撮影現場で見せた、サングラスの下の素顔とは?あるべきリーダーシップがここにあった!38年越しで完成した黒澤明監督のドキュメンタリー映画

黒澤明監督没後25年目にして、彼の素顔を克明に記録したドキュメンタリー映画が話題を呼んでいる。高円寺シアターバッカスで7/9日曜日に上映される。
題して『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』だ。映画『乱』の撮影現場で見せたサングラスの下の優しいまなざし。俳優に愛の籠った言葉で指導する、巨匠の真摯な仕事ぶりに観客はビックリ。
昨年10月には映倫「次世代への映画推薦委員会」の推薦映画に選ばれている91分の秀作。40分の短縮版は7か国の国際映画祭で最優秀短編ドキュメンタリー賞や最優秀監督賞を受けている。

1985年公開された黒澤明監督『乱』。 当時大学生だった監督・河村光彦はメイキング撮影班として現場に参加した。
彼とその仲間たちが1984~85年に記録した素材は約150時間分。その素材を基にメイキングやTV特番が発表されたが、それらは河村の手から離れてつくられたものだった。黒澤明の没後、1998年、その撮影素材テープを発見する。
しかも当時の記録媒体はアナログの3/4インチのテープ素材。この素材の一部(70時間分)をデジタル化し、編集を開始し、各プロダクションや出演者の許諾を得て、2022年に完成&公開。
その本編に改めて整音作業を加えた新バージョンを限定公開する。

黒澤明監督に紹介されて

大学4年生の時に、映画『乱』のメイキング班のスタッフに採用された。
1984年6月30日に兵庫県姫路市の大きなホテルのロビーで、中学生の時から憧れて、目標にしていた黒澤監督に会えることになった。
内心、うれしくてうれしくてたまらなかったが、その時頭をよぎったのが
「ここであまり喜びすぎると、プロ意識が足りないと、みんなに馬鹿にされるんじゃないか」という考えだった。
私は唇を噛んで、無一文字に結び笑顔にならないように、一生懸命我慢して無表情で黒澤監督と握手した。
翌日から丸1年間、10キロ以上の重いビデオデッキを担ぎながら、黒澤監督のそばで声を録音する経験をした。
マスコミが報じていた黒澤天皇という暴君はそこにいなかった。
情熱をもって現場を歩き回り、的確な指示を出し、穏やかな口調で俳優に演技指導する姿に、真のリーダーシップを見た。
以来映画界で働き、70mmドキュメンタリー映画の監督になった。

あれから38年がたった2022年、行方不明になっていた当時撮影した記録ビデオを見つけ出し、私費を投じて1本のドキュメンタリー映画にした。
その映画『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』が、今年のゴールデンウィークにやっと劇場公開される。
4/29土~5/12金 ポレポレ東中野で『乱 4K』も同時上映される。

今にして思うのが、何故あの時、素直に笑って黒澤監督の大きな手を握れなかったのだろうということだ。
仏頂面で挨拶をして、黒澤監督には大変失礼なことをしたと、今ではとても後悔している。(監督:河村光彦談)

リリース元:tokyowebtv
URL:https://bacchus-tokyo.com/6170/


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