株式会社アドダイス/「こころを可視化するAI」が、ウェルネスツーリズムのストレス軽減効果を医学的見地から実証!

~福井県若狭町・熊川宿「歴史的資源を活用した観光まちづくり創出事業」AI解析レポート

株式会社アドダイス(本社・東京都台東区、代表取締役CEO 伊東大輔)は、2024年6月6日(木)、株式会社デキタ(本社・福井県三方上中郡若狭町、代表取締役時岡壮太)が主催する「観光庁・歴史的資源を活用した観光まちづくり事業」採択事業である「医療的知見を活かしたアドベンチャーツーリズムの推進※」において、「こころを可視化するAI」により、ツアー参加者のストレスが軽減したことを、医学的見地から実証したことを発表します。

※観光庁・歴史的資源を活用した観光まちづくりの事業化支援及びモデル創出・採択一覧(令和5年)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/810003668.pdf

1.概要
株式会社デキタは、福井県・熊川宿を起点に、歴史的資源や豊かな自然を活かした地域活性化に取り組んでいます。今回のツアーは、これらを活用したウェルネスツーリズムとしての企業研修プログラム、また富裕層向けインバウンド商品開発の試金石として企画されました(※1)。

ツアーは2023年12月に1泊2日で実施され、2023年3月にオープンしたキャンプ場「山座熊川(さんざくまかわ)」に宿泊。永平寺で修行されていたご住職による坐禅(※2)、組織開発専門家によるチームビルディング(※3)、地元食材を用いたかまどご飯炊き、焚き火などの体験が用意され、20名の参加者を迎えて実施されました。

アドダイスは本ツアーにおいて、「こころを可視化するAI」により、AIが提示する「こころの疲れスコア」がどのように変化したか解析する役割を担いました。

ツアー前後の数週間、参加者にスマートウオッチを装着していただき、心拍数などのバイタルデータを継続的に計測しました。そのデータをAIで解析し、参加前・参加中・参加後において、それぞれ「こころの疲れスコア」をはじめとするAIスコアがどのように変化したかを調査しました。

結果、参加前に高いストレス状態にあった人ほど、ツアー参加によって「こころの疲れスコア」が大きく低下、また一部の方は参加3週間たってももスコアが低下した状態が継続し、いやしの旅としてのウェルネスツーリズムの効果が医学見地から実証された形となりました。

期間:2023年12月2日(土)~3日(日)1泊2日
場所:「山座熊川」福井県三方上中郡若狭町河内79-3-1
データ計測期間:ツアー参加前(約1週間)、参加中、参加後(約2週間/一部の参加者は3週間)
調査対象:14

※1 株式会社 地域計画建築研究所(アルパック)(本社・京都府都市下京区、代表取締役 中塚一)
https://www.arpak.co.jp/
※2 株式会社PLUS WILD(本社・福井県三方上中郡若狭町、代表取締役 村田浩道:清水山長谷院住職)
https://pluswild.com/
※3 合同会社カーニバルライフ(本社・京都府京都市左京区、代表 山下比佐暢)
https://carnivallife.jp/

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2.詳細
「こころの疲れスコア」は、「こころがどれだけ疲れているか」をあらわすスコアです。スコアが10に近づくほど、こころが疲れている、ストレスが高まっていることを示します。

スコアが5を超えると「こころの疲れが高まっている」状態ですが、一方でスコアの高まりは活発な社会活動の証でもあり、通常は0~10の間で上下動します。5以上の値が長期間継続すると、要注意状態とされます。

調査対象14名について、ツアー参加前の測定により3グループに分類しました。
参加前のこころの疲れスコア 

2未満 ⇒ (1)ストレス軽度群 4名
2以上・5未満 ⇒ (2)ストレス中度群 6名
5以上 ⇒ (3)ストレス重度群 4名

1)ストレスは、ツアー参加前と比較してどう変化したか?
(1)~(3)群それぞれについて、ツアー参加中、参加直後、参加1週間後、3回のタイミングで「参加前とのスコアの差」を調査しました。結果は以下の通りです。

グラフ⇒ https://ad-dice.com/wp-content/uploads/2024/06/%EF%BC%91_%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AF%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E5%8F%82%E5%8A%A0%E5%89%8D%E3%81%A8%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%81%86%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B-1536×864.jpg

(3)ストレス重度群については、ツアー参加中からスコアの低下がみられ、一週間後に大きくスコアが低下しています。いっぽう①軽度群、②中度群については、わずかな低下傾向にとどまりました。

これにより、日ごろこころの疲れが大きくストレスが溜まっている人、メンタルリスクが高く体調の乱れを引き起こす可能性が高い人ほど、ウェルネスツーリズムの効果は発揮されることがわかりました。

2)ツアー参加2週間後のストレス状態の変化はどうか?
14名のうち9名については、参加後2週間のスコアも把握することができ、以下のような結果となりました。
グラフ⇒ https://ad-dice.com/wp-content/uploads/2024/06/%EF%BC%92_%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E5%8F%82%E5%8A%A0%EF%BC%92%E9%80%B1%E9%96%93%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AE%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8B-1536×864.jpg

(3)ストレス重度群については、2週間経過してもスコアが参加前の水準(重度の疲労)にまで悪化しにくく、ウェルネスツーリズムの効果が持続することがわかりました。

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3.ストレスの可視化でこころも健康維持を
人生100年時代において、「健康長寿」はすべての人の願いです。しかし身体だけが健康でも、幸せとは言えません。こころも健康であってこそ、Well-beingな人生と言えます。

コロナ禍を経て、働き方や生き方、人との関わり方などの大きな変化により、メンタルの不調に悩む人は世界的に増加傾向にあります。米国では5人に1人が生涯に一度は精神疾患を経験し、この割合は増加しています。また日本でも精神疾患で精神科を受診する患者数は、2002年から2017年までの15年間で1.6倍と増加傾向にあります(厚生労働省・平成29年「患者調査」)。

アドダイスは独自のAI技術「SoLoMoN® Technology(特許第6302954号)」に基づき、バイタルデータから、こころの状態をスコアで可視化するAIソリューションの開発に取り組んでいます。自分のこころの状態を自分で把握し、悪化傾向に早期に気がつき、何らかの手を打つことにより、精神疾患を回避することが可能になります。

今回のウェルネスツアーは、旅という非日常空間で、専門家によって提供される各種プログラム参加や自然の中で過ごす時間が、重いストレスを抱えた人の「いやし」として効果的であることを医学的見地から実証する結果となりました。

アドダイスは今後も、「こころの疲れスコア」を搭載したAIのご提供を通じて、すべての人のWell-beingの実現に努めて参ります。

以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社アドダイス
メール:press@ad-dice.com
お問い合わせフォーム:https://ad-dice.com/contact/

リリース元:株式会社アドダイス
URL:https://ad-dice.com/


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