とうほう百貨店/おかげ様で1周年!

人口は県内最少で、高齢化率は県内最大の東峰村にて

私たち「とうほう百貨店」協議体は、「平成29 年7 月九州北部豪雨」災害で大きな被害を受けた福岡県朝倉郡東峰村の農林業の再生に向けた活動にとりくむ村民ボランティア団体「東峰村元気プロジェクト」を中心に、(社福)東峰村社会福祉協議会・エフコープ生活協同組合・有限会社つづみの里により構成する団体で、同村内の産業振興や地域活性化を目的とする諸活動に取り組んでおります。
※有限会社つづみの里:同村民の出資により設立した企業で、廃校となった村立「鼓(つづみ)小学校」の校舎の指定管理者として、村特産品の直売所運営を担っています。

東峰村は、福岡県の中央部の東端に位置する村で、村域の約86%は山林原野が占めており、人口は1,999名で県内最少・高齢化率は44.9%で県内最大となっています。(令和3年4月1日現在) そのような環境の中、近年、これまで村内で営業されていた個人商店の休廃業も相次ぎ、食料品や日用品のお買い物の場づくりは、大きな課題のひとつとなっていました。 休廃業の要因としては、人口減少や高齢化の進展に伴う売上の減少や後継者の不在のほか、卸売業者の撤退に伴う商品仕入れの負担増などが挙げられます。 一方で、同村により実施された調査によると、半数以上の村民が、「買い物に不便を感じている」と回答され、「徒歩圏内に店舗がない」「車の運転がしんどくなった」「バスの乗り降りが体力的にきつい」「買い物を手伝ってくれる人がいない」といった意見とともに、村内の商店に望むこととして、「豊富な品揃え」が挙げられました。

そこで、村内のほぼ中央部に位置する「つづみの里農産物直売所」において、農林産物だけでなく、日常の生活に必要な商品の品揃えを強化することになりました。 また、商品の仕入れ先については、宅配事業のための定期配送ルートをもつエフコープ生活協同組合を中心とすることで、これらの課題の解決をめざしました。 
※生協からの仕入れにあたっては、「消費生活協同組合法」に基づく規制があり、本件につきましては、福岡県知事より、県内でははじめてとなる許可を得て行っています。

その結果、1,000種類を超える多くの商品の品揃えが可能となり、同直売所の一角を「とうほう百貨店」と名付け、令和3年(2021年)3月6日に、オープンいたしました。 また、その後、1年間が経過しましたので、現在までの動向とともに、1周年にあわせて実施したリニューアル工事後の店内風景をお知らせいたします。

■つづみの里農産物直売所の売上高は、対前年比137.3%となりました。
なお、来店者数(レジ通過人数)は、同124.2%
1人1回当たりの買上金額は、同110.5% となっています。
→類似施設でなる「道の駅」では約7割の「駅」で売上が減少しているという調査結果((一社)全国道の駅連絡会)もあり、品揃えの強化が来店者数・買上金額の増加に寄与しているものと評価しています。
■新たに「とうほう百貨店」として品揃えした商品をお買い求めいただいた方は、1日平均14名で、1人1回当たりの買上金額は438円でした。
■商品別売上ランキングでは、1位:牛乳(1000ml)・2位:冷凍ちゃんぽん・3位:緑茶(525ml)・4位:さばの味噌煮(骨取り・冷凍)・5位:食パン(6枚切)でした。

※ほか、必要な情報がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

少子高齢化などを主因とする人口減少や、それらに伴う「食料品アクセス(買い物弱者・買い物難民等)問題」については年々深刻化してきており、また、今年5月には改正道路交通法が施行され、高齢運転者対策の充実・強化(一定の年齢と交通違反歴を対象とした運転技能検査の義務づけなど)が図られることとなっています。 そこで、本事例のように地域住民と民間団体による連携は、共助社会づくりの推進という点でも、ひとつの事例となるものと考えます。 ぜひ、御社におかれましても、この「とうほう百貨店」の様子をご取材いただけましたら幸いです。(なお、オンラインや電話取材とあわせ、写真データの提供も可能です。お気軽にお知らせください)

リリース元:とうほう百貨店
URL:https://www.fcoop.or.jp/news/archives/565


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