香港貿易発展局/『香港ブックフェア』に約100万人が来場

~ジャパンパビリオン、訪日インバウンド需要を喚起~

約100万人が来場した香港最大規模のBtoC見本市の第33回「香港ブックフェア」と、同時開催の第6回「香港スポーツ&レジャーエキスポ」、第3回「ワールド・オブ・スナック」は、7月25日に盛況のうちに閉幕しました。今年で10年目となったジャパンパビリオンには、北は青森県から南は沖縄県まで24地域の自治体及び観光協会に、在香港日本国総領事館、日本政府観光局(JNTO)等
が出展し、コロナ後の観光需要の増加を意識した多彩なインバウンドプロモーションを行い、多くの来場者で賑わいました。

日本政府観光局は、日本のかつての古い町並みの雰囲気を再現した体験型「日本伝統文化館」を設置し、けん玉のパフォーマンス等を披露しました。在香港日本総領事館は、ジャパンパビリオンの紹介動画の撮影に空手のステージイベントを開催したほか、香港でも人気を博す熊本県のくまモンをはじめ、佐賀県の壺侍、宮崎県のむぅちゃん、栃木県のとちまるくんなどご当地キャラクターや、著名な漫画家を輩出した鳥取県から名探偵コナンやゲゲゲの鬼太郎なども登場しました。自治体のブースでは、青森県が「青森ねぶた祭」のミニねぶたの展示や金魚ちょうちんの作成体験を行い、栃木県は東武鉄道と共同で今年7月15日に運行開始したばかりの日光、鬼怒川温泉―東京浅草間の新型特急「スペーシアX」を紹介しました。また、在香港日本国総領事館の岡田健一総領事(大使)や和歌山県の岸本周平知事もジャパンパビリオンを訪れました。

2019年の訪日香港人客数は*約230万人でしたが、今年6月の訪日香港人数は延べ *18万6,300人と、コロナ前同様の水準へ順調に回復しています。香港人は、他の国・地域よりもリピーターが多く一人当たりの消費額が高いことが特徴ですが、水際対策が撤廃され渡航制限がない現在、香港ドルに対する円安も追い風となり、香港人の日本旅行への意欲も一段と搔き立てる状況です。今
回のジャパンパビリオンでは、各地域の最新観光情報が紹介され、コロナ後の旅行先を検討する香港人に有益な情報を届けることができました。
*出典:日本政府観光局(JNTO)

【ジャパンパビリオン出展者】 (順不同)
日本政府観光局(JNTO)、在香港日本国総領事館、青森県【初】、山形県&新潟県【初】、栃木県【初】、一般社団法人HAKUBAVALLEY TOURISM【初】、北陸・信州(富山県・石川県・福井県・長野県)、岐阜県、兵庫県国際交流協会、和歌山県、鳥取県、広島県観光連盟 【初】、中国地域観光推進協議会(鳥取県・島根県・岡山県・広島県 ・山口県)、德島県 (祖谷渓)、福岡県中小企業振興センター、宮崎県物産貿易振興センター、沖縄コンベンションビューロー、九州旅客鉄道株式会社【初】、JTB(香港)、三菱地所・サイモン株式会社【初】

ジャパンパビリオン出展社からの声

ブックフェアへの出展は初めてとなりますが、幅広い年代の多くの香港の皆様に青森県ブースを訪れていただきました。大変ありがとうございます。本県を代表する青森ねぶた祭など、本県の文化的な魅力に触れていただける大変貴重な交流の場になったと考えており、これを機会に香港との交流がより一層深まることを期待しています。
青森県 観光国際戦略局国際経済課課長 坪 健一 様

香港ブックフェアへは初出展でしたが、期間中は非常に多くの方に栃木県のブースを訪れていただき、栃木県の魅力をPRすることができました。とちまるくんが「と
ちまるくん体操」を披露したステージは観客を大いに沸かせ、新型特急車両「スペーシアX」のパネル前でも、多くの皆様が満面の笑みで記念撮影を楽しんでいただけました。このような場を提供いただいたことに心から感謝しています。
栃木県 産業労働観光部国際経済課主査 夘木 啓之 様

連日非常に多くの方々から「日本に行くことは決めているので、最新の旅行情報が知りたい」という声が聞かれました。兵庫県では、ひょうご観光本部をはじめインバウンドの促進に取り組む県内市町の多くが、香港を重要ターゲットと位置付けています。そうした地方の旅行情報を県として集約し、その魅力を対面でお届けするプラットフォームとして、大きな効果が感じられました。
兵庫県 香港経済交流事務所所長 山谷 公男 様

今年は「居酒屋九州」と銘打ってブース内に「日本の居酒屋」を再現したところ、本当に多くの来場者に写真スポットとして楽しんでいただけました。香港では海外との往来が回復し、多くの人が海外旅行に出かけています。同県ブースでちょっとした「居酒屋体験」をお楽しみくださった皆様が、本県をはじめ九州各県を実際に訪れ、本物の「九州」や「日本」に触れてくださることを期待したいと思います。
福岡県 香港事務所所長 波多野 直美 様

香港の皆様にふとした時に沖縄を思い出していただけるよう、琉球紅型とシーサー模様の布を使用したヘアタイのワークショップを実施し、小さなお子様から大人まで楽しんでいただけました。ステージイベントでは香港でも注目が集まる競技、沖縄発祥の「空手」が実演されました。香港-沖縄の直行便復便後初めてのブックフェアということもあり、本県の魅力を多くの香港の方々に改めて知ってもらうことができ、とても良い機会でした。
沖縄県 香港事務所所長 新垣 寿 様

来場客ひとりあたりの平均消費金額が15,600円
36の国と地域から約780社・団体が出展した3つの展示会場では、一般書籍やティ-ンズ向け書籍から電子書籍までブースは多岐にわたり、最新のスポーツ製品からレジャー、お菓子など豊富な商品が紹介されました。香港政府による電子消費バウチャーの配布も、来場者の消費意欲を刺激し、ブックフェアの来場者一人当たり平均消費額は872香港ドル(約15,600円)となりました。これは来場者の印刷書籍に対する年間平均支出1,254香港ドル(約22,660円)の70%を占めています。また、中国本土や海外から多くの作家や出展者が直接現地会場に参加され、同フェアへの来場者100万人のうち約10%の来場者が観光客であることが明らかになりました。

人気ジャンルは小説、コミック、旅行、児童書、文学

読書と消費動向について、800名の来場者を対象に行われた現地調査によると、回答者の96%は「過去1ヶ月以内に印刷された本を読んだことがある」と回答しており、平均読書時間は16時間であるとわかりました。最も人気のある本のジャンルカテゴリーは「小説」で、回答者の52%が興味を示しています。次いで「コミック」(26%)、「旅行」(20%)、「児童書・ヤングアダルト」(20%)、「文学」(19%)が挙げられました。また、自己啓発、教養、芸術・音楽、感動のカテゴリーも人気でした。電子書籍も人気で、回答者の65%は過去1ヶ月以内に電子書籍を読み、その間の読書時間は平均9時間でした。大半の回答者(59%)は、新しい本を買うためにブックフェアに来場、49%はフェアで提供される割引を使用しました。さらに、25%の回答者は多様な文化活動に参加、18%は児童書を購入する予定と回答しました。

オンラインイベント無料公開

世界中から著名作家が集まり、それぞれの感性や制作秘話を披露する「エイト・セミナー・シリーズ」を含
む600以上のセミナーや文化イベントが会場内外で開催されました。並行して香港全土で開催された
「文化の7月:楽しい夏の読書」キャンペーンは、35万人以上の参加者を集めました。
一部のオンラインセミナーはオンラインで視聴可能です。ブックフェアサイト(https://hkbookfair.hktdc.com/en/Events/Videos.html)または香港貿易発展局の
Youtubeチャンネルから、セミナーをオンデマンドで視聴することができます。

ブックフェア動画プレイリスト: https://bit.ly/3Q580Ay
写真ダウンロード: https://bit.ly/3DrR5A

《メディアからのお問い合せ窓口》

本件に関するお問い合わせや取材のご依頼は下記までご連絡ください。
香港貿易発展局
東京事務所 広報担当 村瀬 電話: (03)5210-5850  Email: emi.murase@hktdc.org

リリース元:香港貿易発展局
URL:https://japanese.hktdc.com/ja/


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