Alpha Contemporary/日韓同世代新進気鋭グループ展を実施中、 12/9まで

他人の風景:末松 由華利、チェ・ウンヘ、ムン・ソヒョン

このたび Alpha Contemporary は、『日韓同世代新進気鋭によるグループ展第二弾 – 他人の風景 – :チェ・ウンヘ、末松 由華利、ムン・ソヒョンJapanese and Korean Contemporary Next vol2. – Others’ Landscapes -:Eun-hyea Choi, Yukari Suematsu and Seo-hyoen Moon)』を実施する。

今回の展示は、Alpha Contemporary の開館記念シリーズ Korean Contemporary ”Now” and ”Next” の三回目の展示である。

Korean Contemporary ”Now“ では、グロバール アートシーンで活躍している韓国の中堅アーティストによる現在の韓国のアートシーンを、Korean Contemporary ”Next” では、日韓の 1980 年代生まれの同世代アーティストによる次世代アートシーンを紹介する。

「失われた時を求めて」の著者、マルセル・プルースト(フランス, 1871-1922)は、次のように述べている。

 “私達が芸術家に本当に感謝すべきことは、私達が見ることができる一つの世界を超えて、この世に存在する芸術家の数ほど、多くの世界を見させてくれることである。”

 芸術家にとって芸術とは、対象への絶えずの対面、理解と葛藤を得て、独自の新しい座標を発見して行く旅程を独創的な形式で表現したものだと言える。

 この旅程は、マルセル プルーストが言ったように、芸術家の数ほど存在する。彼らが絶えずに視覚言語化してくみ上げてくれる、まだ認知されていなかったものに対して、私達は芸術作品を通して認知でき、また認知した後は、それは我々に言語化された具体的なものとして私達の人生に登場するようになる。

 芸術家達は、日常的もしくは社会的習慣と観念を違う角度で見て、再解釈し、既存のシステムから絶えず自由になることを試みる。私達は、彼らの作品を通して、彼らが具体化させた“他人のもう一つの風景”を経験できる。

まさに芸術家の存在がマルセル プルーストが言ったように、ありがたい存在になる。

今回の展示は、注目される日韓80年代生まれの新人気鋭アーティストによる彼らが属した社会、時代、もしくは極私的なことに対して、彼らがどう認識し、彼らの独自的な視覚言語でどう表現しているかを経験できる展示である。

 日本と韓国という他文化の同世代アーティストの多様な視点と彼らの作品への座標設計を通して、アーティストが観ている“もう一つの風景”を経験してほしい。
 
 また、“他人の風景”を通して我達の風景がより鮮明に浮き上がり、豊かなものになってほしい。

チェ・ウンヘ(Eun-hyea Choi Korea b. 1983)は、毎日の空間に色づいた時間を収集し、造形的な経験を視覚化する作業を行う。時間と空間を軸として生成される絶えずの動きを多層的な色彩や形のレイヤに変換させ、体験した世界からの色彩と構図を通じて、新しい可能性を持った開かれた世界を探求している。

現在、韓国のソウルの郊外にアトリエを構え、作品制作をしている。梨花女子大学の造形芸術大学で絵画/版画を専攻し、卒業後、同大学の一般大学院で西洋画を専攻し、修士、博士課程を卒業した。

末松 由華利 (Yukari Suematsu Japanese b.1987) は、社会が内包している両面性と両極性をテーマに作品制作を行っている。

末松の作品は、個人的な経験を制作の取っ掛かりとしてい、それをさまざまな立場の人々の共感を呼ぶ普遍的なものに変換するという方法で制作される。

鮮やかなアクリル絵の具のにじみやぼかし、連なりを駆使し、独自のフォルムを作っている。

2010 年多摩美術大学を卒業。島敦彦(金沢21世紀美術館館長)審査員賞/シェル美術賞2017(2017)、第33回ホルベイン・スカラシップ奨学生/ホルベイン画材株式会社(2019) など多数の賞を受賞した。

2019年 東京オペラシティアートギャラリーでの新進気鋭作家を紹介する企画展シリーズ「Project N 76末松由華利」を開催。これまで長野・中条、新潟、フィンランドでレジデンス プログラムに参加した。

ムン・ソヒョン(Seo-hyeon Moon Korean b.1982) は、韓国の伝統的なパッチワークである”チョカクボ”を伝統的な技法を活かしながら独自のスタイルで現代的な作品制作を行っている。韓国の伝統衣装である韓服(ハンボック)などのシルクの端切れを再利用してチョカクボを完成する。

ムンは、伝統的なチョカクボに見える一定の抽象的なパターンや構成美、洗練された色彩配置をベースにしながら、より絵画に近い作品を手掛けている。

2005 年韓国暻園大学、繊維美術学科卒、2023 ソウルアートセンター(芸術の殿堂)で個展実施(新進気鋭作家公募プログラムに選定)

日韓同世代新進気鋭3人による「他人の風景」をぜひ体験していただきたい。

■展示概要
□会期|2023年11月8日(土)~12月9日(土)
□時間|12:00~18:00 ※休廊:日、月、祝日
□会場|Alpha Contemporary
□入場|無料
□お問い合わせ|infoalphacontemporary@gmail.com
□特集ページ|https://www.alpha-contemporary.com/ja/japaneseandkoreancontemporarynext2

■関連イベント
アーティストトーク(チェ・ウンヘ)& レセプション
□日時|11月18日(土)16:00~18:00 
※どなたでもご参加いただけます。
※展示の観覧は14時から可能です。
□イベントページ|https://www.alpha-contemporary.com/ja/event-231118

■Alpha Contemporary(アルファ コンテンポラリー)
Alpha Contemporaryは、同時代性に関しての独自な視点を持って、国内外のアーティストを日本と世界に向けて紹介いたします。また、作品のみならず、作品の製作プロセスやコンセプト、アーティストからのメッセージをグロバールアートシーンへ共有いたします。

□住所|〒108-0073 東京都港区三田2-13-9 三田東門ビル8F
□営業時間|火曜―土曜 12時―18時 (日、月、祝日:休廊)
□ホームページ| https://www.alpha-contemporary.com/ja
□Instagram|https://www.instagram.com/alpha_contemporary/

リリース元:Alpha Contemporary
URL:https://www.alpha-contemporary.com/ja/japaneseandkoreancontemporarynext2


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