ミュージカル・バディーズ/楠木正成を描いた新作歴史ミュージカル上演

男性2人で娘役を含む全登場人物7人を演じ分ける

報道関係のみなさま

私は男性だけでミュージカルを上演するユニット「ミュージカル・バディーズ」代表の橋本正人と申します。「ミュージカル・バディーズ」は、2022年9月17日(土)に兵庫県宝塚市内の東公民館ホールで新作歴史ミュージカル『龍起伝 ~楠木正成と久子~』を上演しました。宝塚公演に続いて、10月8日(土)から10月10日(月・祝)には大阪・なんばで、11月12日(土)と11月13日(日)には神奈川・鎌倉で、11月26日(土)には楠木正成の地元の大阪府千早赤阪村で上演します。できたばかりの団体の第1回公演で、全公演全席無料で上演させていただいています。9月18日には、宝塚市立東公民館ホール公演の全体を録画した動画と5分に編集した動画をYouTubeで公開しました(動画撮影・山本尚侍)。

<YouTubeで公開している動画>
新作歴史ミュージカル『龍起伝 ~楠木正成と久子~』宝塚東公民館公演全体(45分)
https://youtu.be/HyfqyGOPBxw
新作歴史ミュージカル『龍起伝 ~楠木正成と久子~』宝塚東公民館公演ダイジェスト(5分)
https://youtu.be/krpnRlcNXu4

<レポート>

■男性2人で演じる新作歴史ミュージカル『龍起伝 ~楠正成と久子~』、宝塚市内で上演

「ミュージカル・バディーズ」によるオリジナルミュージカル『龍起伝~楠正成と久子~』が2022年9月9日に兵庫県宝塚市内のアイデアニュース・カルチャーセンター宝塚教室で開幕し、9月17日には宝塚市立東公民館ホールで宝塚での千秋楽公演が開かれた。

「ミュージカル・バディーズ」は、大阪市内在住の真言宗僧侶・山階真魚(やましな・まお)さんと、兵庫県宝塚市内で情報通信会社を経営している橋本正人さんの2人。2019年8月に男性のみが出演する劇団として創設されたもので、この『龍起伝 ~楠正成と久子~』が第1回公演となる。

今回の新作ミュージカル『龍起伝 ~楠正成と久子~』では、楠木正成などを山階が、その妻・久子と正成の盟友・赤松円心などを橋本が演じる。イラストや写真を駆使し、他の登場人物のセリフを声だけで演じながら衣装替えをおこなうスピーディな展開で、武将・楠木正成の半生を描く意欲作だ。演出と振り付けは西田義範。脚本、作詞、音響は橋本が担当している。入場無料。

楠木正成(くすのき・まさしげ)は約500人と言われる軍勢を率いて、後醍醐(ごだいご)天皇の息子の大塔宮(おおとうのみや)や、播磨の武将・赤松円心(あかまつ・えんしん)らとともに、20万人と言われる鎌倉幕府軍と戦い続け、足利高氏(あしかが・たかうじ、のちの尊氏)や新田義貞(にった・よしさだ)の造反を呼び込んで鎌倉幕府を倒すことに成功した武将。正成は、味方だけではなく敵方の死者も弔うため、金剛山にふたつの塚、身方塚と寄手塚を造る。その後の権力闘争の中で、盟友・大塔宮は殺され、赤松円心も敵となる。そして正成は新田義貞とともに、宿敵・足利尊氏との決戦に挑む…というストーリー。

オープニングはいたってシンプルな空間。少女漫画風のイラストによる大塔宮が映し出される。準主役級の登場人物だが、大塔宮のイラストと声で物語が始まる。その後も、イラストや写真がプロジェクターに映し出され、音楽が変わることで舞台が転換されるという手法が続く。

『龍起伝 ~楠正成と久子~』は、「ミュージカル・バディーズ」代表の橋本正人が執筆した小説が原作で、登場人物のイラストは「庵時」が描き、音楽は「甘茶の音楽工房」の曲を使用。イラストの視覚効果と各場面にぴったり合った音楽の力が、長い小説を約45分のミュージカルに仕立てることによるストーリー上の制約をうまく解消している。また、戦いの舞台となる金剛山の地図や写真を見せたり、楠木正成の人柄を表すふたつの塚「身方塚」と「寄手塚」の写真を出したりすることで、実際に生きて戦った歴史上の人物の姿を舞台の向こうに想像させ、効果をあげていた。

多くの舞台に出演した経験があり、日本舞踊もたしなむ山階は、着物での所作が美しい。子どもの頃からの筋金入りの宝塚歌劇ファンである山階は、踊りもセリフ回しも化粧も、タカラヅカ風が板についていて、見ていて楽しい。腰を落とした安定感のある姿勢で、妻子を愛し、敵にも敬意を払った武将の人柄をよく表現していた。

橋本は、コンピューターを駆使して舞台効果を担当しながら、初舞台にして久子と円心の二役。惚れ込んだ楠木正成の生涯をようやくミュージカルに出来た喜びを終始感じられるステージだった。橋本は音大等でレッスンを受けた経験もあり、高音も出せる歌唱力を活かして久子を演じている。そして、女っぽい言葉遣いの“バサラ”として描かれた赤松円心は、セリフも動きものびのびと演じていてはまり役だ。

「ミュージカル・バディーズ」第1回公演、新作歴史ミュージカル『龍起伝~楠正成と久子~』は、宝塚公演に続いて、10月8日(土)からは大阪・なんばのライブカフェ「マドリガル」で、11月12日(土)からは神奈川・鎌倉の鎌倉生涯学習センター「きらら鎌倉」で、11月26日(土)には楠木正成と久子が生涯を過ごした地元・大阪府千早赤阪村の「くすのきホール」で上演される。入場は全公演全席無料。

(取材・文:松中みどり)

<キャストコメント>

■山階真魚(楠木正成役)
楠木正成がどんな人物なのか、ほとんど知らなかったのですけれど、稽古をやればやるほど、調べれば調べるほど、正成が好きになってきました。大好きな人物を演じられる嬉しさ、喜びが伝わるように一生懸命演じています。ミュージカルは35年以上やっていますが、大変難しいものです。今回は和物ですが、大好きな宝塚歌劇的な雰囲気が伝わるように演じて行きたいと思います。

■橋本正人(久子・赤松円心役)
私は60歳で、山階真魚さんは58歳。少女歌劇団としてスタートした宝塚歌劇団とは逆に、“宝塚翁(おきな)歌劇団・おじいちゃん歌劇団”として、おもにシニア層の男性に出演していただく団体として「ミュージカル・バディーズ」を運営して行きたいと思っています。10年をかけてやっと実現した公演で、男性にもっとミュージカルを観て欲しいという想いで全公演全席無料で頑張って行きます。

<新作歴史ミュージカル『龍起伝 ~楠木正成と久子~』>
【兵庫・宝塚アイデアニュース公演】2022年9月9日(金)、9月10日(土) 終了
アイデアニュース・カルチャーセンター宝塚教室(宝塚市平井5-3-1)
【兵庫・宝塚東公民館ホール公演】2022年9月17日(土) 終了
宝塚市立東公民館ホール(宝塚市山本南2-5-2)
【大阪・なんば公演】2022年10月8日(土)17:00開演、10月9日(日)14:00開演、17:00開演、10月10日(月祝)14:00開演、17:00開演
ライブカフェ「マドリガル」(大阪市浪速区日本橋4-15-14-3階) 無料 定員20人
【神奈川・鎌倉公演】2022年11月12日(土)17:15開演、11月13日(日)17:15開演
鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉、神奈川県鎌倉市小町1-10-5) 無料 定員25人
【大阪・千早赤阪村公演】2022年11月26日(土)16:00開演、19:00開演
くすのきホール 大阪府南河内郡千早赤阪村水分263 無料 定員150人
※全公演・全席無料で、事前予約の方優先。予約はホームぺージか電話で。

「ミュージカル・バディーズ」公式ホームページ
https://musicalbuddies.com/
電話予約・お問い合わせ先
0797-82-3323(担当・橋本)
ミュージカル・バディーズ
代表 橋本正人(兵庫県宝塚市平井5-3-1)

リリース元:ミュージカル・バディーズ
URL:https://musicalbuddies.com/


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