武蔵野ユニフォーム×エムエスディ／宇宙ビジネスに伝統産業の技術を！宇宙地域協働プロジェクト「宇宙足袋（ソラタビ）」発足

ー埼玉・行田が誇る履物技術で宇宙インサイトを解決ー

ユニバーススケールで生活課題の解決を行う株式会社エムエスディ(本社:東京都港区、代表取締役:北島大器)は、株式会社武蔵野ユニフォーム（本社:埼玉県行田市、代表取締役:小松和弘）と宇宙地域協働プロジェクト「宇宙足袋（ソラタビ）」プロジェクトを、9月20日より行田市で開催される宇宙消費財コマーシャルイノベーション企画「宇宙挑戦者」をきっかけにスタートいたします。

■埼玉・行田×宇宙でのインサイト＝「宇宙足袋」プロジェクト

埼玉県行田市は国産足袋のトップシェアを誇っています。SAMURAITABIブランドで足袋の企画と販売を行う株式会社武蔵野ユニフォームは、これまで地元の伝統産業の強みを活かし、足袋の新しい活用法の開拓にチャレンジしてきました。この度新たに取り組むのが「宇宙飛行士の履き物問題」です。
エムエスディは埼玉県行田市との公民連携の中で、国産足袋のトップシェアを埼玉県行田市が誇っていることを知りました。足袋の企画と販売を行う株式会社武蔵野ユニフォームと出会い、「宇宙履き物問題」の解決に足袋の技術が活かせないかと相談を持ちかけたところ、足袋で培われてきた履き物技術がこの課題解決の糸口になるのではという考えに至り、本プロジェクトの発足に至りました。手作りで製作される足袋は、特殊な補強箇所の加工などを自由自在に行うことができるためです。
2022年は日本人初の宇宙飛行から30年目、そして 埼玉県出身の宇宙飛行士が5度目の宇宙に挑む年です。そんな節目の年に発足した本プロジェクトでは、日本の伝統的な履き物である足袋の技術を活かし、宇宙生活における履き物の“デファクトスタンダード”を追求します。ユニバーススケールで優れたブランド商品を作り上げ、宇宙と地上の垣根を超えた、履き物の破壊的なイノベーションの実現を目指していきます。

■履き物問題　宇宙生活における困りごと・インサイト

2020年 「宇宙での生活課題」をテーマに、「宇宙の暮らしの中の困りごと」を宇宙飛行士の方たちに聞いてみる、という取り組みがJAXAではじめて行われました。これまで宇宙飛行士の宇宙での暮らしの困りごとが語られる場はあまりありませんでしたが、実は細やかな生活課題を抱えていることが分かってきました。その中で、「履き物がボロボロになっちゃいます」という宇宙飛行士の困りごとから、履き物の課題をエムエスディはインサイトとして捉え、課題解決の方略を模索してきました。
宇宙ステーション内では重力がほとんどないため、靴を履く必要がありません。その代わり、移動するときには靴下のままで、足をどこかにひっかけないといけなません。その際に色々なものにひっかかってすぐに毛羽立ったり、ほつれたりしてしまうそうです。洋服の替えをたくさん持っていくわけにもいかないので、宇宙からの記者会見の時に、ボロボロの靴下で会見を行っていることが、とてもみっともなく感じて、ストレスの種となってしまうこともあるそうです。

■宇宙と地上の垣根を”ぶっ壊す！” 地上で宇宙ビジネスを

2021 年は民間宇宙旅行が始まりました。2030年代には本格的な宇宙生活が始まります。人が住みはじめることで、突然生まれる 5,000 億円以上の宇宙消費財市場は未来価値が永遠に上がり続けることが期待されています。これまでの宇宙ビジネスはロケットの打ち上げに関わる製造業や制御に関わるシステムエンジニアリング業が中心でした。これからは民間の宇宙滞在者が飛躍的に増加するため、生活材ビジネスが強く求められる時代となります。一般にはあまり知られてきませんでしたが、たくさんの日本企業が宇宙飛行士の衣食住を支える生活材を開発してきた歴史があります。この生活材分野に関しては日本は諸外国を圧倒的に凌駕する高いポテンシャルを有しています。
エムエスディはインサイト起点でステイクホルダーとの関係性（Stakeholder Relations）をつくり、コマーシャルイノベーションで宇宙と地上の境界“ぶっ壊し、大手企業・中小企業・ベンチャーや行政・大学、さらにインフルエンサーや一般の消費者の方々までもが宇宙事業への参画を可能にする「アクセラレーションプログラム」の企画を行なっています。

■エムエスディと宇宙ビジネス

エムエスディはユニバーススケールで生活課題の解決ビジネスを推進しています。直近では、2022年9月に「食ｘテクノロジー＆サイエンス」をテーマに行われたSKS JAPAN（https://food-innovation.co/sksjapan/sksj2022/）で、「宇宙から地上のエコシステム構築へ」をテーマに弊社代表北島が登壇しました。また、 CIC主催の「Space QOL」ピッチに参加し、宇宙に食事を届ける小規模・多品種・高品質・高効率の生産拠点 “SMMS”の事業展開を提唱しています。企業と消費者の方々との関係性をつくり（Customer Relations）、宇宙ビジネスを地上で加速度的に推進していきます。

【会社概要】
社名：株式会社エムエスディ（TEL.03-5843-9372）
本社所在地：東京都港区芝浦１−１３−１０ー８F
URL：https://msd1996.jp/

リリース元：武蔵野ユニフォーム×エムエスディ
URL：https://msd1996.jp/