香港貿易発展局/「エコ・エキスポ・アジア」閉幕

過去最大規模のジャパンパビリオンが登場 ~革新的環境技術を発信~

香港貿易発展局(HKTDC)・メッセフランクフルト(香港)合同主催、香港特別行政区(HKSAR)環境保護署との共催
による「エコ・エキスポ・アジア」には、9つの国と地域から昨年比18%増となる約250の企業が出展、環境に優しい製品や設備、最先端の技術、革新的なサービス・ソリューションが紹介され、12月17日に盛況のうちに閉幕しました。香港貿易発展局のハイブリッドモデル「EXHIBITION+」用いた本国際展示会には、リアル、オンライン合わせて約9,200名のバイヤーが来場しました。

革新的なグリーンソリューションを紹介
4日間に亘り開催された本展示会には、「カーボン・ニュートラルのためのグリーンイノベーション(Green Innovation for
Carbon Neutrality)」をテーマに、世界の脱炭素化を目指した技術が紹介されました。「グリーン交通」ゾーンには、最新の電動自動車と充電設備、水素エネルギーバスや、香港で運行している2階建て電動バスが展示されました。さらに今年は、日本、香港、カナダのパビリオン再登場し、さまざまなグリーンイノベーションとテクノロジーが紹介されるほか、グリーン輸送、新エネルギー、グリーンファイナンス、ESG、廃棄物管理などの分野の製品と革新的ソリューションが展示されました。カナダパビリオンには、廃棄物処理、グリーンビルディング、太陽光発電、IoTの各分野の出展者が参加しました。カーボンリサイクル技術を有するカナダのCarbonCure社は今回が初出展で、再生二酸化炭素を利用した鉄筋コンクリート製造の革新的な技術を紹介しました。「エコ・アジア会議」では、著名な環境専門家がグリーンファイナンス、水素経済、循環型経済、カーボンニュートラル、グリーンレトロフィット、香港政府プロジェクトの最新動向、主要な環境問題、環境関連分野のビジネスチャンスを取り上げ、見識を共有しました。

ジャパンパビリオンが過去最大のラインナップで復活
今年のジャパンパビリオン(日本館)は、「日本の環境技術(Japan Environmental Technology)」のコンセプトに、規模を大幅に拡大。香港日本商工会議所(HKJCCI)と日本貿易振興機構(JETRO)のもと、商船三井(香港)や三菱重工業(香港)有限公司など、過去最大となる38社が最新先端環境技術、製品、サービスを紹介しました。輸送関連における新エネルギー技術、風力と水素で航行する究極のゼロエミッション船などの「インフラ関連の環境技術」および繊維分野におけるリサイクル、バイオマス関連技術の「持続可能な繊維製品」、100%リサイクルPETボトルのマテリアルリサイクル技術「環境に優しいプラスチック」の3つ主要分野から商品、技術、サービスが紹介されました。トヨタグループ傘下の豊田通商有限公司(香港)は、水素エネルギー利用をはじめとするエコ・再生可能エネルギー技術を紹介し、YKK香港社は、植物由来の素材を使用した環境に優しいファスナーや、再生ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を用いた防水ファスナーを新たに発表しました。在香港日本人商工会議所環境委員会の牧島達弥委員長は、「今年は、香港日本商工会議所(HKJCCI)と日本貿易振興機構(JETRO)の全面的な協力のもと、幅広いグリーンイノベーションを展示しました。日系企業は、この展示会を通じて大湾区の市場開拓に意欲を燃やしています。国内外のバイヤーは、バイオマスプラスチックなど、日本のグリーンイノベーションに大きな関心を寄せています。日本からの出展者は、バイヤーの反応に満足しています」と述べ、世界における日本の環境技術への関心の高さを伝えるとともに、今後のエコ技術発展におけるビジネスチャンスへの期待を述べました。
リサイクル業界のパイオニアとして知られるALBA Integrated Waste Solutions(香港)のAndrew Choi氏は、次のように
述べています。「当社は2014年から参加しており、今年は電子廃棄物(E-waste)リサイクルのデモンストレーションを行っています。本展示会では当社サービスについて多くの問い合わせがありました。エコ・エキスポ・アジアは、環境保護に関する香港で最も重要なイベントの1つであり、業界のイノベーションや新しいアイデアを共有する機会を提供する展示会です。」

リリース元:香港貿易発展局
URL:https://japanese.hktdc.com/


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