インピュート／インピュート、インドにおけるASD治療アプリの臨床試験解析が「Journal of Neuroscience in Rural Practice」に掲載される

インピュート

報道関係者各位
2024年3月21日

発達障害者向けプログラム医療機器の研究開発を行うインピュート株式会社（本社：東京都千代田区　代表取締役社長：シング・マヤンク・クマール）は、全インド医学大学（All India Institute of Medical Sciences、略称：AIIMS）とのASD治療アプリの臨床試験における研究「自閉症スペクトラム障害の子どもにおけるIMPUTE ADT-1モバイルアプリケーションの有効性： 現在進行中のランダム化比較試験」の中間解析が、「Journal of Neuroscience in Rural Practice」に掲載されました。

その掲載内容は以下になります。
この臨床試験の主要目的は、自閉症診断観察スケジュール（ADOS-2）スコアの変化により測定される、12週間のIMPUTE ADT-1による上乗せ治療の有効性を標準治療単独と比較することです。副次目的は、参加者のIMPUTE ADT-1のコンプライアンスを評価し、アプリの有用性に関する保護者からのフィードバックを収集することです。

研究グループは2つに分けました。ADT-1群と対照群に分け、各群のサンプル数は51としました。しかし、事前に規定された6ヵ月の中間解析は、IMPUTE ADT-1アプリを使用した介入群37人、対照群33人の合計70人の参加者の登録完了後に行われました。

アプリを使用した参加者は、標準的なケアのみを受けた参加者と比較して、社会的感情、反復行動、および自閉症症状全体の重症度において顕著な改善を示しました。また、介護者もアプリが子どもの言語的・社会的スキルに良い影響を与えたと判断されました。

これらの知見は、ASDの子どもに対する価値ある介入としてのIMPUTE ADT-1アプリの可能性を証明するものであります。さらに、このアプリの高いコンプライアンス率は、専門的な治療が限られていることや高い治療費という課題に対処する可能性を示唆してます。この研究は、医療現場におけるIMPUTE ADT-1アプリのさらなる研究と実施に道を開き、世界的なASD患者の状況改善に貢献致します。

＊掲載URL
https://ruralneuropractice.com/effectiveness-of-impute-adt-1-mobile-application-in-children-with-autism-spectrum-disorder-an-interim-analysis-of-an-ongoing-randomized-controlled-trial/

【インピュート株式会社について】
インピュート株式会社は、高度なAIとソフトウェア技術で医学的エビデンスに基づいた発達障害者向けのプログラム医療機器や治療アプリの研究開発から製造までを行うスタートアップ企業です。社長のシング・マヤンク・クマールは自身の子供が発達障害児でその経験をもとに、世界中の発達障害児を取り巻く環境をよくしたいという思いから、治療アプリの開発を始めました。

メンバーは発達障害の専門家チーム（日本、インド、米国）と優秀なインド人エンジニア達の開発チームで構成され、将来的には日本、インド、アメリカ等のグローバル展開を目指しております。

【全インド医学大学について】
全インド医学大学（All India Institute of Medical Sciences、略称：AIIMS）は、インドのニューデリーにある医学研究および教育のための大学です。1956年に設立され、インドの最高峰の医学大学の一つとされています。AIIMSは、医療の提供、医学研究、医学教育の3つの主要な機能を持ち、それらを組み合わせた総合的な医療システムを提供しています。

また、AIIMSは多数の医学部門を有し、医学、看護学、歯科医学、薬学、公衆衛生学、生命科学、社会科学など、様々な分野で研究を行っています。AIIMSの研究成果は、インドの医療分野に大きな影響を与えており、国内外からの注目を集めています。

【株式会社インピュート　会社概要】
社名：インピュート株式会社
代表取締役社長：シング・マヤンク・クマール
本社所在地：東京都千代田区丸の内3-2-2丸の内二重橋ビル2階
設立：2017年10月６日
事業内容：医療機器事業、治療アプリ事業、AI関連事業
URL：http://impute.co.jp/

リリース元：インピュート
URL：http://impute.co.jp/